メートル?尺?単位の謎

こんにちは!TKホーム 水本です!!

はやいもので、2023年も残すところあと少しとなりました。
年末と言えば大掃除...
きれいなお家で新年を迎えたいので年末のお休みはガーーーーっと
掃除!!する予定でございます。

本年のTKホームの営業は12月26日までとさせていただきます。
また、年始は1月5日からの営業となりますので、
ご不便ご迷惑おかけいたしますが、何卒ご容赦くださいませ。

大掃除など勢いついてお家の中を整理するとき、
収納棚を買い足したり、DIYでお部屋の雰囲気を変えられることも
あるのではないでしょうか。

その際にお家のあちこちを採寸するとおもうのですが
新築やリフォームのご依頼でも関係のある採寸・図面などに深くかかわりのある
単位のお話を本日はさせていただこうとおもいます!!

今後、マイホームをお考えの方
今現在のお住まいをリフォームご検討中の方は是非ご一読いただければ幸いです(*'▽')


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現在、一般的に使われている寸法はメートル法と呼ばれるものです。

これは法律でも義務つけられており、取引上の計量には国際基準である
メートル法を用いることとされています。

そのため建築業界も図面上の
寸法や面積の表記はすべてメートル法となっています。

部屋の広さは◯㎡などよく見られると思います。

ですが実際の建築現場に行くと、職人の方たちが

「いっすんごぶ」「さんじゃくごすん」など

「寸」「尺」「間」といった単位を使われています。
現場で採寸の補助をする際、入社当初は(・・?????となりながら
必死に聞こえてくるワードをメモしておりました。


この「寸」「尺」「間」は
かつての日本独自の単位で尺貫法と呼ばれています。

なぜ昔の単位が使われているのでしょうか?

(...そんな疑問を持つ間もなく入社1年以上経過した水本)

それは人の体にフィットするような柔軟性が秘められているからだそうです!!!

へぇ!!体にフィット?!
詳しくご解説します(^^)/(自分の為にも)


起源から見てみるとその秘密がわかります!!

メートル法の起源は1791年に、
地球の北極点から赤道までの子午線弧長の
「1000万分の1」として定義されています。

つまりメートル法は地球を基準とした単位だったのです。

それに対し、尺貫法は人の体を基準とした単位です。
1寸は手を広げたときの親指と中指の先の長さ、
1尺は肘から手首の間にある尺骨と呼ばれる骨の長さ、
1間は人の身長を基準としています。

※こちらは諸説ありますので気になった方は調べてみてください。


この人の体を基準とした尺貫法の最もわかりやすい例がです。

畳の単位は、1畳(いちじょう)と呼ばれ

この畳という単位は縦6尺横3尺となっています。

古来より「立って半畳、寝て1畳」と言われており、
このサイズが人間の動きに最低限必要な寸法と言われています。

↑お家づくりでかなり重要なポイントです!!押さえておいてください!!

この畳の横幅の3尺が家作りの基準となっています。

3尺はメートル法に変えると910mmです。

家の設計図を見るとこの3尺を基準として作られていることが多いです。

柱と柱の間の長さ、部屋の間取りなどがこの3尺の倍数になっていることが多いです。

また、浴槽(ユニットバス)やトイレ、
キッチンなどの設備や機器も3尺(910mm)に
収まるように作られていることが多く、効率よく配置されるようになっています。

また、建材と呼ばれる家を建てるために必要な材料も尺貫法であるものが多く、

メートル法での建材より多く流通しているため、建材にかかる材料費をメートル法での建材より
低く抑えられるといった利点もあります。

そんな建築業界以外では馴染みが無かった尺貫法ですが、
今お住まいの家も尺貫法を基準としているかもしれません。

気になる方は家のいろんな箇所を測ってみてください♪

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